Last Journey(40)列車での出会い -3-
朝6時に起きて、7時8分発のコペンハーゲン行きの列車に乗る。コンパートメントにはすでに女性がひとり。イギリス人で、息子さんが住むスウェーデンのストックホルムが最終目的地とのこと。
話してみると、英語がとてもわかりやすい。今までイギリス英語には少し苦手意識があったけれど、こんなに聞き取りやすいなんて。ジョイの先生にいいかも、なんて心の中で思ってしまう。聞けば、元・幼稚園の先生だったとか。なるほど、納得。
次にやって来たのは、強そうだけど笑顔が可愛いドイツ人の男性。ベルリンから、スウェーデンにある別荘に向かう途中らしい。イベント会社に勤めていて、話がとにかく面白い。そして、驚くほど英語がうまい。高校時代にアメリカでの留学経験があるとのこと。
気づけば、5時間の列車がすっかり私の英会話教室に。1等車のいいところは、いろんな人と出会えて、自然と会話が生まれること。ただ、話に夢中になりすぎて、車窓からの写真を撮る時間がほとんどなかったのが、ちょっと残念。