JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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Last Journey (20):あるかな?

 生まれて初めて泊まったユースホステルは、首都ブリュッセルのものでした。ところが、そこはワイルドな若者たちが大騒ぎしていて、夜もまともに眠れず。「こんな環境で3ヶ月も旅を続けるなんて無理?」と。

 2ヶ所目に泊まったのが、ここブルージュのユース。落ち着いた雰囲気の若者たちが集まっていて、すぐに意気投合。彼らと一緒にブルージュの旧市街へと歩いて行きました。もしこの日がなければ、ユースを使う旅を途中であきらめていたかもしれません。

 このユースにどうやって行ったのか? 当時使っていたガイドブックの切り抜きを発見。今回の旅でブルージュはとても楽しみにしている町のひとつ。たくさん写真を撮りたいと思っています。そして、この紙切れを頼りに、あのユースにも行ってみるつもりです。

 あれから50年。さすがにもうこのユースは残っていないかもしれません。もしかすると、新しくなっているかも? 途中でどんな風景に出会えるのか、それもまた楽しみです。

Last Journey (19)座席指定

 

 ヨーロッパへの旅まで、いよいよ約1ヶ月となりました。7月17日の出発日が迫っています。それまでにやらなければならないことが山のようにあります。中でも今の最大の課題は、乗車予定の列車の予約です。

 特に、ロンドンからパリへのユーロスターなど、一部の列車では座席指定が必須。ピークシーズンのヨーロッパでは、これは避けて通れません。

 ところが、予約システムに不具合が生じ、約1週間にわたって機能していませんでした。一時は絶望の谷に突き落とされたような気分でしたが、昨日、ようやく光が差し始めました。

 SafariやFirefoxなどの検索エンジンではうまくいかなかったのですが、Google Chromeを使ったところ、システムが動き出しました。そしてジョイのスタッフに助けてもらい、ついにロンドンからパリへのユーロスターの座席指定が完了! ここは最も重要な部分のひとつだったので、本当にホッとしました。でも、まだ他にも、同じように座席指定が必要な列車がいくつかあります。

 今回の旅では、コペンハーゲンからハンブルク、ミラノからローマへの移動日が、なんと路線工事と重なり、列車がキャンセルされていることが判明。そのため、通常の2倍の時間をかけて移動になりました。

 聞いたこともない町で途中下車しなければならないのですが、それもまた旅の楽しみかもしれません。まだまだトラブルは続きそうですが、それも含めて旅ですね。

                        (ロンドンに行くのは今回で4回目)

Last Journey (18)バッキーホール

 ジョイB館にあるのが「バッキーホール」です。ここは普段は待合室として使われていますが、パーティーやライブ、講演会などの会場としても利用されています。

 では、なぜ「バッキーホール」という名前? それは、私がジョイを始めた49年前に偶然出会った、あるベルギー人の名前に由来しています。彼の名前はフェルナンド・デ・バックさん。ニックネームは「バッキー」でした。

 デ・バックさんは、ベルギーのゲントという町に住んでいて、ゲントと金沢が姉妹都市だったことから、姉妹都市交流の一環として金沢を訪れていました。私は就職のために大阪へ向かう途中、金沢に一泊。そこで偶然彼と出会い、交流が始まりました。それ以降は「ジョイおじさん」と呼ぶことに。

 ジョイおじさんは2007年に91歳で亡くなりました。今回の旅では、彼が暮らしていたゲントを訪れます。目的はもちろん、お墓参りです。現地では、息子さんが案内してくれることになっています。ジョイおじさんは、決して忘れることのできない大切な人のひとりです。

(17)旅の通信、ようやくつながった!

 2ヶ月後のヨーロッパの旅に向けて、解決しなければならないことがいくつかあります。旅行中の通信手段もそのひとつ。SIMを使うべきか、ポケットWiFiを持って行くべきかで悩んでいました。

 ChatGPTに相談すると、「ヨーロッパ1ヶ月の旅には、eSIM+スマホのテザリング+モバイルバッテリーがベスト!」との答え。でも、昨日の時点では、それがいまひとつピンときていませんでした。

 今朝、たまたまデイビットさんの家の近くで写真撮影をしていて、ご自宅でコーヒーをいただくことに。さすがデイビットさん! 通信の仕組みやeSIMのことを、丁寧にわかりやすく教えてくれました。なんと、ヨーロッパほぼ全域をカバーしているeSIMサービスがあるんですね。これで行こうと思います!またひとつ、旅の課題が解決しました!



🎒

(16)デンマークでカーリング?

 今回のヨーロッパ旅行は、50年前の青春を再訪する旅で、JOYの50周年を記念する旅です。いよいよ出発まで、あと2ヶ月になりました!

 カーリングは、JOYの歴史の中でもベスト10に入る思い出のひとつです。そんなことから、今回の旅でもどこかでカーリングホールを訪ねたいと考えていました。12カ国の中で候補に挙がったのは、スウェーデンとデンマーク。スウェーデンのカーリングホールは1988年に訪ねたことがあったので、今回はデンマークに決定。

 ふと思い出したのが、2018年の世界シニアカーリング選手権でデンマークチームと対戦したこと。私にとって5回目の世界選手権で、開催地はスウェーデンのエステルスンド市でした。

 当時のブログにはこう書かれています。「デンマークとの対戦は日本にとって最終戦。デンマークはグループで全勝、メンバーはいずれもオリンピックや世界選手権の経験者という強豪チーム。日本は最後の意地を見せて接戦に持ち込み、最高のパフォーマンスを発揮。も、7対6で惜しくも敗れ、日本は2勝4敗で大会を終えました。」

 その試合後に撮ったのが、上の記念写真です。デンマークチームの選手たちはみな体が大きく、圧倒されたのを覚えています。その中の一人と今回連絡が取れ、コペンハーゲンで会えそうです。7年ぶりの再会。デンマークのカーリング事情を聞くのが楽しみです。


 デンマークといえば、アンデルセンの人魚姫の像。以前は真っ黒でひどい写真しか撮れませんでした。今回は、もっと上手に撮れるはずです。 街中で就職が内定していた松下電器(当時)の看板を見つけ、思わず記念写真。パナソニックではなく、まだ「ナショナル」の時代でした。

(15)100ユーロはいくら?

 教え子の本田くんからユーロをもらいました。初めて見る本物のユーロです。本田くんは仕事の関係で外国に行くことがあるので、ヨーロッパに行った際に残ったものかもしれません。4月28日現在、1ユーロは162.72円。もらったのは100ユーロなので、17,272円!!! けっこうな金額です。本田くん、ありがとう!

 私が行く12か国(フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オーストリア、スイス、イタリア、スペイン、イギリス)のうち、ユーロが使えない国があります。それは、デンマーク(通貨:デンマーク・クローネ DKK)、ノルウェー(通貨:ノルウェー・クローネ NOK)、スウェーデン(通貨:スウェーデン・クローナ SEK)、イギリス(通貨:イギリス・ポンド GBP)です。

 この4か国のうち、イギリスは2020年にEUから離脱しました。ノルウェーはもともとEUに加盟していません。そして、ユニークなのはスイス。スイスはEU加盟国ではなく基本的にはスイスフランが使われていますが、観光地などではユーロも広く受け取ってくれるようです。

 ヨーロッパは国が多いだけに、通貨もややこしいですね。でも、50年前に旅行した時は、入国するたびに駅で両替していました。そして、その国を出る時までに残ったお金、特に小銭はできるだけ全部使って、ガムやチョコレートを買ったものです。それを考えると、今は少しは楽になった気がします。

 

(14)Ystad Sweden Jazz Festival

 今回の旅は、50年前に一人でまわったヨーロッパ旅行と同じルートをたどるものですが、2ヶ所だけ初めて訪れる場所があります。その一つが、スウェーデンの町・イースタッド(Ystad)です。ここはストックホルムと、デンマークのコペンハーゲンの間にある町で、毎年夏にジャズフェスティバルが開催されています。

 もともと、ここに行く予定はまったくありませんでした。それが急浮上したのは、昨年6月、札幌で聴いたスウェーデンを代表するピアニスト、ヤン・ラングレン(Jan Lundgren)の一言がきっかけに。彼にサインをもらっているとき、「来年8月にスウェーデンに行く予定です」と話したら、「それなら、イースタッドのジャズフェスティバルに来たら?」と。なんと彼はそのフェスティバルの音楽プロデューサーだったのです。

 私がイースタッドに滞在するのは8月1日。そして、なんとこの日にヤンのコンサートが! しかもビル・エバンス特集です。その告知を見て、鳥肌が立ちました。実は私は高校生の頃からビル・エバンスの大ファンで、大学生のときには札幌で彼のライブを観たこともあります。彼が他界してからは、発売されるアルバムは過去の録音ばかりで(当然ですが)、どこか物足りなさを感じていました。そんな中、ビル・エバンスに似たプレイスタイルのピアニストを探してたどり着いたのが、ヤンだったのです。

 さらに運命を感じたのは、同じ日に私の知り合いのピアニスト、マティアス・ニルソン(Mattias Nilsson)のコンサートが! 彼とは直接会ったことはありませんが、突然メールが届いて、私の写真と彼のピアノでコラボすることに。YouTubeにもその作品が上がっています。実は今回のコンサートでコラボの話が彼からあったのですが、会場が教会ということで残念ながら実現しませんでした。私のスウェーデン・デビューも幻に。

 

 

 4月15日、チケット発売開始と同時にパソコンに向かいました。まずは、ヤンのチケットを。初日だったこともあり、前から6列目のど真ん中の席をゲット!…のはずでしたが、最後の最後で問題発生。支払いができないのです。何度やってもエラー。ジョイの外国人スタッフに頼んでもうまくいかず、完全にお手上げ状態でした。

 そんな時、頼りになるのがやっぱりヤン。彼に事情をメールで伝えたところ、すぐにフェスティバルのスタッフにつないでくれて、一件落着。原因はなんとシステムエラー。私だけの問題ではありませんでした。

 ヤンとマティアス、二人に会えるのが本当に楽しみです。今回の旅のハイライトのひとつになるはず。もちろん、予定通りチケットが手に入っていれば…ですが。

 

(13)ユーレイルパスを購入!

  Last Journey が近づいてきました。2年かけて準備してきましたが、気がつけば、もう出発まであと3ヶ月です。

  4月1日まで、ユーレイルパスの特別割引(なんと15%オフ!)が実施されていました。ところが、なんと購入がギリギリの4月1日に。それだけでも焦ったのに、さらに問題が発生。決済がうまくいかず、何度試してもエラーが出てしまうのです。

  そんな時に心強い味方になってくれたのが、私の旅のアドバイザー、対木理恵さんです。彼女は旅の専門家で、これまでもいろいろなアドバイスをもらってきました。「もしかしたら、カード会社がストップをかけているのでは?」彼女がそう気づいてくれたおかげで、すぐにカード会社に電話をかけることに。案の定、その通りでした。無事に決済が通り、チケットを購入することができました!

  15%のディスカウントは大きいです。1ヶ月乗り放題のパスは、私の分が738ドル(約110,000円)、妻の分が820ドル(約123,000円)。私の方が安いのは、もちろんシニア割引があるからです。また一つ、旅への関門をクリアしました!

Screenshot

(12)記念の1枚が出てきた!

 「50年前の自分に出会う旅」まで、あと5ヶ月となりました。計画を立てたのは2023年8月。まだまだ時間があると思っていましたが、時の流れは驚くほど速いものです。

 日本を出発するのは7月18日、帰国は8月21日。航空券は買いました。現時点で決めているホテルは1か所だけで、その他の宿泊先はまだ決まっていません。あまり遅くなるとホテル代が高くなるので、早急に決めようと考えています。ユーレイルパスもまだ購入しておらず、準備はまだまだこれからです。

 ただ、50年前も状況はほぼ同じでした。往復の航空券を購入しただけで、細かい計画は現地に行ってからすべて決めました。そんな状態で3ヶ月間、ヨーロッパ12か国を旅したのですから、今振り返ると自分でも驚きます。

 今日は、ある人から昔の写真を貸してほしいと頼まれ、2時間近くそれを探していました。しかし、残念ながら見つかりませんでした。ところが、その過程で探していた別の写真が! それが上の写真で、スペインのどこかの街角で撮ったものです。

 これは、ヨーロッパ12か国を旅した中で、私が最も気に入っている写真です。イタリア・ローマで騙され、11万円を取られ、途方に暮れていた頃のもの。イタリアからスペインに入り、「もう一度頑張ろう。残されたお金でなんとか日本に帰ろう!」と誓ったときの写真ではないかと思います。この笑顔を見ると、そんな気がしてなりません。

 ジョイを始めたときのパンフレットにも、この写真を使いました。最も思い出深い一枚ですが、なかなか見つからなかったのです。この写真を眺めながら、旅の準備を進めます! たぶん、私にとってこれが最後の旅になるでしょう。

(11)50年ぶりの再会

50年ぶりに宮嶋くんと再会しました。彼は小樽商科大学時代の同級生で、同じ時期にヨーロッパで貧乏旅行。私はフランスから北へ。彼はロシア経由で北欧へ。そして、偶然、ノルウェーのオスロ駅前で会いました。それからベルゲンまで一緒に旅することに。卒業後は大手商社で海外勤務を経験。退職後の現在は札幌で人生を楽しんでいます。なんと2度目の世界一周旅行を計画しているとか。1時間は短すぎ、もっと話を聞きたかった!

 

 

 

(10)マラガでリベンジ

内田瑞子さん(スペイン大使館経済商務部アナリスト)のセミナーに行ってきました。最近のスペイン情報をゲット。来年予定しているLast Journeyにスペインも入っています。選んだのはマラガ。50年前の旅の思い出の町です。日本人4人でマラガでレンタカーを借り、グラナダ、セビリア、コルドバを回りました。そのレンタカーが砂漠で故障。それからが大変でした。レンタカー屋と訴訟問題になりそうになり、なぜか警察官が中に入り示談に。そんなわけでマラガの町は全く見ていません。今回は2日間ゆっくりマラガで楽しむ予定です。

アルハンブラ宮殿にて

(9)ジョイおじさんの町、ゲントへ

ジョイの原点を訪ねるヨーロッパの旅も1年後に迫ってきました。フランスに続く国はベルギー。50年前の旅では、ブリュッセル、ブルージュ、ゲントを訪ねました。ゲントと言えば、ジョイおじさんことフェルディナンド・デ・バックさんの町。ジョイの前身「イングリッシュハウス・ジョイ」の校舎を設計したベルギー人です。他界したのが2007年。常々お墓を訪ねたいと考えていました。そして、彼の息子さんとコンタクトが取れ、行けることに。ジョイおじさんが子供達に会いに来てくれたのは1978年。当時のにぎやかな声が聞こえてきます。私は25歳。若かった!

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