Last Journey(60)大聖堂の全景写真
ケルンには、51年前にも来ています。一番印象に残っているのは──もちろん、大聖堂です。とにかく駅前にそびえ立つその姿を初めて見たときは、度肝を抜かれました。「これは、写真に収めなければ!」と、当時の私はカメラを手に必死で後ずさり。しかし、どこまで後ろに下がっても、全景が入らない。もう少しでライン川に落ちるところでした…。
今回のケルン訪問でのミッションは明確。「大聖堂の全景を撮る!」というリベンジ戦です。正直、このミッションはケーキを食べるより簡単──いや、“a piece of cake” だと思っていました。(わかる人にはわかるジョークです!)なにせ21歳の私が持っていたのは、標準レンズ一本の一眼レフ。それに比べて今の私は、広角レンズ付きの最新ミラーレスカメラ!
結果? ええ、バッチリです。駅を出て数歩でパシャリ。72歳の今、21歳の時にできなかったことが最も簡単にできてしまいました。これは、私が進歩したのではなく、キャノンが進化したのですが。まあ、当時も広角レンズは存在していたはずですが、そんな高級装備、学生の身には手が出せませんでした。
それにしても、やはりケルン大聖堂はとんでもなく巨大でした。ステンドグラスの美しさ、パイプオルガンの荘厳な音色…。まさに圧巻。しかも、これを無料で見せてくれるドイツ政府やケルン市、あなたたちもすごい!
2025.08.05 02:26