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マラガの戦い

ネットニュースを見て驚きました。高知県・四万十市で39・7度を記録したそうです。みなさんは、40度という気温を経験したことがありますか? 実は、私は一度だけあります! それは、大学4年生にときのことですから、かれこれ30年前の話です。場所はスペインのセビリアからマラガに向かう砂漠のど真ん中。日本人4人で借りたレンタカーが故障してしまったのです。
太陽はサンサンと照り、とにかくじっとしていると肌が焼けてしまうような日で、気温は40度を越えていました。4人で相談の結果、誰かが近くの町まで修理屋を呼びに行くことになったのです。そして、大学でスペイン語のクラスを取っていたというだけで、その役目は私に回ってきました。でも、私のレベルは単語を少し覚えていた程度でした。
私はトラックをヒッチハイクし、修理工場まで連れて行ってもらいました。時計は午後1時を回っているというのに、それに遠く東洋から来た外国人客が困っているというのに、昼休みが終わる2時まで何もしてくれません。やっと昼休みが終わり、私のひどいスペイン語でなんとか事情を説明し、レッカー車で3人の待つ国道へ向かうと、彼らは白いシーツで作ったテントの下でぐったりしていました。
マラガへの列車の中、旅行を台無しにしたレンタカー屋に弁償を求めよう、と私たちは意気揚々としていました。ところが、レンタカー屋に入るなり、早口のスペイン語で捲し立てられてしまったのです。2年間教養で習っただけの私には、まったく歯が立ちませんでした。しかし、「車を壊したのは私たちの責任で、その修理代を払え」と言ってるようでした。
私たちは駅にある警察署へ駆け込み、警官に一部始終をスペイン語の基本単語を使い説明しました。そして、今度はその警官を強い味方に、再びレンタカー屋へ乗り込んでいったのです。しかし、その警官とレンタカー屋のおやじとは知り合いらしく、なんと警官は紙切れを一枚取り出し数字を書き始めました。日本円で30万円から始まった交渉は、こちらのしぶとい抵抗で、最終的には2万円で決着がつきました。
あれは21歳の夏、暑いマラガでの熱い戦いでした。マラガからマドリットへ戻る列車の中、「よく頑張ってくれた」と言って、3人が残り少ないお金を出してパンを買ってくれたのを、私は今でも覚えています。

2005.08.10 21:02
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