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第10回 北海道英語教育フォーラム

 

                                      第10回 北海道英語教育フォーラムに寄せて
 1993年。ジョイにとって、その年はまさに「挑戦の年」でした。アメリカのSan Diego State Universityと共催で、「サンディエゴ州立大学英語教授法プログラム」をスタートさせることができたのです。講師として帯広にやって来たのは、サンディエゴ市立大学助教授のアン・エディガー先生。そして、このプログラムを補完する形で誕生したのが、「北海道英語教育フォーラム」でした。
 第1回のゲスト講師は、阿部一先生(獨協大学教授)と、外山節子先生(アジソン・ウエスレイ児童英語教育プログラムアドバイザー)。その後も毎年、日本を代表する英語教育関係者が帯広に集まりました。仲田利津子先生(AETC子ども英語教師の会代表)、ロバート・オニール先生(『ロスト・シークレット』著者)、J.D.ブラウン先生(ハワイ大学教授)、東後勝明先生(早稲田大学教授)、金谷憲先生(東京学芸大学教授)――。当時の私たちにとって、まさに夢のようなプログラムでした。(肩書はいずれも当時のものです。)
 サンディエゴ州立大学英語教授法プログラムは4年間で終了しましたが、北海道英語教育フォーラムは、その後も9年間続きました。2001年の第9回には、中嶋洋一先生(富山県砺波市立出町中学校教諭)、大杉正明先生(清泉女子大学教授)、そして阿部一先生を迎え、ひとつの区切りを迎えることになります。
 終了の理由は、決して後ろ向きなものではありませんでした。当時は全国各地でさまざまな英語教育プログラムが始まり、このフォーラムもパイオニアとして一定の役割を果たせたのではないか。そんな思いがあったからです。
 しかし、ジョイ創立50周年を迎えた今年、これまでの歩みを振り返る中で、どうしても心に残っていたものがありました。それが、「第10回を開けなかった北海道英語教育フォーラム」です。そして今年、その“続き”を、25年の時を超えて開催することになりました。
 記念すべき第10回の講師は、阿部一先生(英語総合研究所所長)、田尻悟郎先生(関西大学特別契約教授・名誉教授)、今井康人先生(札幌大学教授)の3人です。特に阿部一先生には、これまで9回すべてのフォーラムで特別講演を担当していただきました。
 25年の時を経て開催される、第10回北海道英語教育フォーラム。これが、本当の意味での「最終回」になります。あの熱い夏のフォーラムが、再び北海道・帯広に帰ってきます。
                ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長 浦島 久

 

 

              第10回 北海道英語教育フォーラム
 主催:第10回北海道英語教育フォーラム実行委員会、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー
 日時:2026年8月2日(日)13:30〜18:45 ※交流会は希望者のみ参加
 会場:ジョイ・イングリッシュ・アカデミー(帯広市西17条南5丁目9-48)
 対象:英語教師および英語教育に関心のある方
 プログラム:
 13:30〜13:45 開会あいさつ&講師紹介 浦島 久(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長)
 13:45〜15:00 基調講演 阿部 一(英語総合研究所所長)
 15:15〜16:15 セミナー1 今井康人(札幌大学教授)
 16:30〜17:30 セミナー2 田尻悟郎(関西大学特別契約教授・名誉教授)
 17:45〜18:45 交流会(希望者のみ参加)※ソフトドリンク・軽食付き。アルコールはありません。
 会場:ジョイB館 バッキーホール
 参加費:全講座受講 5,000円(1講座のみ受講 2,000円)交流会 2,000円
 申し込み:ジョイ・イングリッシュ・アカデミーまで、電話またはメールでお申し込みください。その際、①氏名 ②所属 ③電話番号 ④メールアドレス をお知らせください。参加費は当日、会場受付にてお支払いください。

 プログラム内容
 基調講演 “Looking Back toward the Future”
 〜第二言語習得研究はどこへ向かってきたのか〜
 1990年代以降、第二言語習得研究(SLA)は、外国語としての英語教育(TEFL)とも深く関わりながら発展してきました。
 研究の焦点は、「文法をどう教えるか」から、「人はどのように意味を理解し、他者と関わりながら言語を身につけていくのか」という、より本質的な問いへと広がっています。
 本講演では、input、interaction、noticing といった基本概念から、認知科学、社会文化理論、usage-based learning、さらに近年注目される agency、emotion、identity、embodiment の研究まで、その流れを具体例とともにわかりやすく振り返ります。
 また、AI時代における言語学習と英語教育の未来についても考えます。過去30年余りの研究をたどりながら、「言語を学ぶ」とは何かを、参加者の皆さんとともに見つめ直したいと思います。

 阿部 一(あべ・はじめ)
 英語総合研究所(英総研)所長。応用言語学者。元NHKラジオ「基礎英語3」講師。元獨協大学外国語学部・大学院教授。応用言語学理論に基づくマルチメディア・コーパス「ERI」や、研修プログラム「DEEP-CITE」を独自開発。官庁・企業・学校向けに英語研修や英語教育支援を行っている。著書に『ダイナミック英文法』『英語教師のNGワード』(ともに研究社)など多数。

 

 セミナー1 「アメーバ音読トークで変わる発信型授業」
 アメーバ音読トークは、人が自然に言葉を習得するプロセスを応用した英語学習法です。英文を「理解する」だけで終わらせず、音読を通して英語を内在化し、その後、ペアで要約や意見交換を行うことで、発信力を育てていきます。
 リスニング、速読、精読、音読、対話活動を段階的に組み合わせることで、英語が苦手な学習者でも安心して英語を話せるようになります。現在、中学校・高校・大学などで実践が広がっており、多くの学習者がこの学習法によって英語力を向上させています。

 今井康人(いまい・やすひと)
 1960年、北海道北見市生まれ。札幌大学地域共創学群英語専攻教授、札幌大学英語教育研究センター長。「アメーバ音読トーク」の研究開発実践中。函館中部高校を始め、公立高校にて26年勤務。2009年より、立命館慶祥高校、立命館高校(京都)にてマイスターティーチャーとして京都大学、大阪大学などに合格者を多数輩出。2021年より現職。著書に『ゼスター総合英語』(Z会)、『英文読解Gトレ』(アルク)、『英語の発信力を強化するレッスン』(青灯社)など多数。

 

 セミナー2 「英語教育を崩壊から救え!」
 2021年に新しい中学校学習指導要領が施行されました。しかし、その2年後に実施された全国学力調査では、英語のライティング平均点は24.1点、スピーキングは12.4点という結果でした。私は、新しい指導要領やそれに基づく教科書が、現在の英語力低下につながっていると考えています。
 文部科学省はコミュニケーション重視の方針を掲げています。それ自体は重要ですが、基礎的な反復練習が不足しているのではないでしょうか。スポーツで言えば、基礎練習を十分に行わず、試合ばかり続けているような状態です。
 大学では当初、コンテンツ重視の授業を行っていましたが、学生のスキル不足を痛感し、現在はスキル重視の授業へと転換しています。本講演では、その実践の一端をご紹介します。

 田尻悟郎(たじり・ごろう)
 1958年、島根県松江市生まれ。島根大学教育学部中学校教員養成課程英語科卒業。神戸市および島根県の公立中学校で26年間勤務した後、2007年より関西大学教授。2017〜2019年には関西大学中等部・高等部校長を兼務。2001年パーマー賞受賞。文部科学省「学習指導要領改善協力者」などを歴任。現在、関西大学特別契約教授・名誉教授、大阪市教育センター「教師養成講座」座長。

2026.05.19 06:25
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