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イベント・レポート

◆ 第8回「文法の日」6/2

~今井康人先生立命館慶祥中学校・高等学校教諭、『ゼスター総合英語』監修者

ジョイの「文法の日」、今年は初夏の緑が鮮やかな6月開催となりました。【初級】【中級】とも定員を上回り、帯広・十勝だけでなく遠く札幌市や北見市からの参加者も。どちらのセミナーも、今井先生が繰り広げる文法のみならず、わかりやすく、かつ具体的な英語学習法に頷くことしきりの参加者たち。スポーツマンらしい今井先生の気さくでフレンドリーな語り口が、参加者たちの英語への親近感を高めてくれた、そんな雰囲気の一日でした。

 

【初級】英文法 ~こんなに楽しいものなのです~

「学校の先生が悪いんです。私も反省しています」という言葉で始めた今井先生に、参加者からは笑いがこぼれます。車の運転ができるようになるためには練習が必要なのと同じで、英語も練習しなければ話せるようにはならない。そんな納得できる例を挙げ、英語がただの「知識」から「できる」ようになるための具体的な方法へと話は展開していきます。

そして今井先生は「“説明する” は英語で?」と問いかけました。会場からは、ぼそぼそと回答の声。「explainです。はい、“説明する”は?」すると参加者たちは大きな声で「explane」。その後も今井先生は突然同じ問いを会場に投げかけます。始めは戸惑いながらも答える参加者たちでしたが、何度も問われるうちにその声がだんだん大きく、自信のあるものへと変わっていきました。

この、何も見ずに自動でパッと答えが出てくること。それが快感なんです、と今井先生。また、自身の過去を交えて、英語を話す格好良い自分になろうと思うことの大切さについても語ります。初級者にとっては確かにこれも大切なことではないでしょうか。

そうなるために、意味を理解している英文を音読し、英語を内在化させるトレーニングが必要、と説いた今井先生の指示により全員で Read and Look up を実際にやってみます。また右脳を使うための効果的な方法についても、今井先生の生徒の実例を挙げ、参加者に提案。これも特に初級者にとっては大いに効果が期待できそうです。

最後に今井先生は言いました。「教科書や授業が悪かったわけじゃない。どれだけ自分のものにできたか、です」。

ある参加者は、「とても面白かった。今日教わったやり方を取り入れてみようと思います」と楽しそうに話していました。今日の参加者がいつか札幌市内で今井先生に遭遇し「explain!」と声をかける日が来たなら、きっと今井先生も喜んでくださるのではないでしょうか。

 

 

【中級】英文法~できるってやっぱり嬉しい~

初級とは明らかにレベルを上げた話が展開した中級講座。両講座とも受講した参加者も少なくない中、こちらはアグレッシブな内容となりました。日本人が誤用しがちな例をいくつか挙げながらその解説。参加者たちも大きく頷きます。そして中級となると受け身ではいけない。積極的、攻撃的に。何も見ずに英語を言えるか・書けるか。つまり素手で戦わなければいけないのが中級者だ、との今井論はそこから、人生や世界に対しての日本人、という話にまで発展します。

単に英語を学習するだけではなく、中級者ならば英語人として大切なのは、自分の脳が元気になるような生活に充分な睡眠、栄養。どう生きていくのか。英語を学んでいるならば日本代表である、という責任を背負うことだという意識。きっと参加者たちそれぞれの意識に残った言葉ではないでしょうか。

そのためには、しっかりした英語で交流することが大事と言い、今井先生はそれをものにするための具体例を挙げていきます。ボイスレコーダーの利用、自分のノートを作り繰り返し見ること、絵のついた英文を読みあさる、感動的な文章を読む、等。また、中級者だからこそ「音にこだわる」こと、つまり嘘の発音をしないことも大事、と今井先生。参加者たちはメモを取ります。

初期の段階で英作文をやるべき、と今井先生は言いながらも、中上級者も同様だ、と。ただ、ここまでくると読んで理解できるのは当然。日本語を英訳できるかどうかだ、ということで資料を使い実際に声に出して英訳してみます。徐々にレベルが上がっていく文章に喰らいついていく参加者たち。その光景はまるでスポーツのトレーニングのようでした。

 

 

セミナー後、書籍販売コーナーには初級・中級とも大勢の参加者が集まりました。初級講座でのお話にもあったように、視覚効果の高そうな色使い・レイアウトの今井先生の著書。ネイティブが当たり前に使っている基本的な英文法がわかりやすくぎっしりと詰まっているその本は、参加者たちの明日からの英語学習の強い味方になってくれることでしょう。

初級者・中級者とも、「文法の日」というだけあって多少構えて来場されたのではないかと思いますが、実際は文法だけに的を絞らず、英語学習を通じてどこを見たらいいのか、何を目指せばいいのか。そんな具体的な視野を広げてくれたような、そんなセミナーでした。さすがスポーツマンの今井先生! とても爽やかな「文法の日」でした。

 

●ジョイも加盟している全外協ウェブサイトでは、他校での「文法の日」レポートも読むことができます。

 

 

◆ 第4回「ジョイ寄席」6/29

さすが! の話芸でした。圧巻でした。4回目ともなると、この日だからこそお会いできる “常連さん” もチラホラ。「かい枝さん、本当に面白いから。楽しみにしてるんだ」との声も。あらためてジョイならではの、かい枝さんと客席との近さ。これがなんといっても迫力とライブ感なのです! 想像力をムクムクとかきたてられながらの落語鑑賞、これってもしかすると外国語習得にも繋がるはず! 外国人スタッフたちによる日本語の小咄もウケましたね! かい枝さんの顔に浮かぶ危機感、みなさん気づきましたか? 今年もたくさんのみなさんにお集りいただき、ありがとうございました。来年もお待ちしています。

 

2013.07.12 15:33
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