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木曜日のランチ

学生時代は、親孝行とは行動や言動で心配をかけないこと。授業料が安い大学(国立大学)に行くこと。・・・。そんな程度のことしか私は考えていませんでした。そして、働くようになってからは、余裕のあるお金があれば、何かを買ってやったり、旅行をプレゼントしたりすることが、親孝行だと思っていました。
おやじが4年前に亡くなり、おふくろはジョイの近くで一人暮らしをしています。そして、今、この年になって分かったのは、親孝行とは「時間を一緒に過ごしてやること」だということです。そんなこともあり、この2年間は、毎週木曜日はおふくろの家でランチを食べています。
高校生になると同時に私は豊頃の実家を離れ、帯広での下宿生活を始めました。ですから、おふくろが作る料理を食べたのは15歳までということになります。正直、木曜日は恐怖のランチでした。なにせ味が合わないのです。ですから、当初は私が作ってやることも何度かありました。それ以上に困ったのは、いざ2人でテーブルに向かうと話すことがないということでした。
今日のランチは、焼き魚(ニシン)、挽肉入りの卵焼き、アスパラ、野菜と肉の煮付け、キャベツのみそ汁、そしてデザートにパイナップル。毎回、この程度の品数は出ます。これを準備するのに結構な時間がかかると思います。味もなんとか最近は馴染んできました。
最近になって分かったのは、親孝行とは少しぐらい面倒をかけるということです。1週間に1回でも人に食事を作らなければならないという緊張感も、人間には必要なのかもしれません。そう言えば、先日、おふくろを本屋さんに連れて行ったとき、料理の本を見ていました。そんな気持ちが芽生えてきたのかもしれません。
新聞の報道によると、どうも今年から日本の人口減は始まるようです。そして、本格的な老齢化社会がやってきます。20年もすると私も老人です。

2005.08.25 15:48
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