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大手英会話学校「NOVAノヴァ」が、外国人講師を法律で義務づけられている健康保険や厚生年金に加入させていないことが判明し、社会問題になりそうな雲行きです。ノヴァには、現在約5千人の外国人講師がいて、彼らの採用時に加入が義務だということを告げない一方で、健康保険代わりに同社の子会社が扱う民間保険会社の海外旅行保険を紹介をしていたといいます。
ノヴァ側は未加入者がいることを認めた上で、「母国に帰る外国人は、加入しても将来的に年金はもらえず、現制度には問題がある」などと主張。一方、社会保険庁は「現行の法律に違反しているなら問題」として調査する方針のようです。
ウーン、遂に出るべきものが出てきたか、というのが私の感想です。ジョイの外国人専任講師は健康保険や厚生年金に加入しています。しかし、ノヴァの主張にもうなずける部分もあります。日本の保険制度は、短期間しか滞在しない外国人に対して、決して胸を張って勧められるような代物ではありません。
保険料の半額を会社が負担するというのは仕方ないとして、外国人講師(ほとんどは若い年齢層)が負担しなければならない保険料の高さには閉口してしまいます。もちろん保険料率は日本人と同じですが、彼らが同じサービスを提供されているかと言えば、それは疑問です。例えば、どれだけ英語が通じる病院があるでしょうか? どれだけの情報が英語に翻訳されているでしょうか?
それ以上に、厚生年金が問題です。ほとんどの外国人講師は1年後あるいは数年後には母国に帰ります。そんな人までもが、これまた高額の厚生年金に入らなければならないのです。もちろん、最近はこの一部が帰国後に払い戻されるようになりました。でも、その手続きの煩雑さには本人だけでなく私たち学校側もいやになってしまいます。
もちろん、現行法に不満があるからといってそれを守らないのは問題です。しかし、これは決してノヴァだけの問題ではありません。今回の発覚が将来的にいい方向に進む切っ掛けになることを私は期待しています。それにしても、5千人も外国人講師がいると、会社側の保険料の負担はどう低く見積もっても年間10億円以上になりますね! 気が遠くなりそうです。

2005.03.06 09:20
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