a decade

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 10年と一口に言っても、人生のどのステージにいるかによってその質というものは様々でしょう。先日、ボブスレーの桧野真奈美選手がポロッと「10年、私、ボブスレーをやってきて」と口にしていました。
 ちょっと待って。10年?
 現在の彼女の年齢から考えると、20代の全ての年月を競技中心に過ごしてきた、ということになります。そこで自分自身のその頃を振り返ってみました。基本的にいつも「今この時」がいちばんだと思っている私ですが、「あの20代の日々があってこそ楽しめる今」ともいえます。けれど、私は彼女のように何かのために全てを捧げるような過ごし方はもちろんしていませんでした。
 明るい性格の真奈美さんですから、「転倒したとき、ソリの内側のボルトが膝に刺さっちゃって〜」と笑って話すんですよ。そんな、想像するだけでも痛いことを。
 競技に集中できる環境ではなかったようですから、自らスポンサー探しに国内を東奔西走。また、信頼できるコーチに直談判すべくオランダに飛んだり。
 試合のときは何百万もかかるソリの輸送費を少しでも軽減するため、比較的安価なフライトを選び、そこから試合地まで自分で車を運転して移動することも当たり前だったといいます。
 話を聞くだけでもそのバイタリティーに驚かされますが、真奈美さんがそれらを克服してこられた理由は当然、多くの人々の支えがあったからでしょう。二言目には周囲への感謝を口にする人です、真奈美さんは。
 そして、ボブスレーという競技の魅力。「氷上のF1」と称されるだけあって、コースを滑り抜ける速さは時速百数十キロ。みなさんご存知のように今回のバンクーバーオリンピックでは同じコースで練習中だったリュージュの選手が不幸にも亡くなられました。けれども「恐怖を超える楽しさ」があるのだそうです。それを知っている同志たちとの一体感が、そこには在ったといいます。何本目だったか、滑り終えた彼女の会心の笑みは非常に印象的でした。
 また、英語を通して世界に触れたこともきっと力のひとつだったことでしょう。
 真奈美さんが最初にジョイを訪れたとき望んでいたものは、「英会話できる環境」でした。そこでまず社会人英会話コースを受講。しかし続けているうち、単語では意思表示ができるものの根本的に文法を学び直すことが必要だと気づいた彼女は、社会人の「英文法・個別指導」に籍を移しました。そこで日本人講師についてしっかり学んでから海外試合へ。帰国した真奈美さんの言葉は、「文法をやったら、前よりも相手の言ってることがわかるようになりました!」つまり、センテンスの中で何が大事な部分なのか、が理解できるようになったということでした。
 文法を見直し、次は「英語音読コース」へ。ここではシャドーイング、音読に質疑応答。インプットしたものをアウトプットする訓練を始めたのです。
 その結果、海外での試合でいつも会う他国の選手や競技関係者たちにこんなことを言われたのだそうです。
「真奈美は、始めは私たちの中にいても笑ってるだけだった。次に、質問に対して “Yes/No” は言えるようになった。それから、小学生程度の英語でコミュニケーションが取れるように。そして今は会話のキャッチボールができるようになったね。少しずつ進歩してるね。頑張ったね」
 誰も歩いたことのない道を歩んできた真奈美さん。それだけに、他国の選手に混ざって情報収集しなければ上は目指せない。言葉がわからなくても積極的に中に飛び込んでいったといいます。競技のことも環境を整えるための活動も忙しい中、英語を本当に身につけるための努力もコツコツと積み重ねていきました。バンクーバーオリンピックという一つの大きな目標を果たしてもなお、英語は続けたい。強い意志を、朗らかな笑みとともに語ってくれました。その話を聞いたあと彼女のブログの記事を読み、涙が出てきました。こんなに何かひとつのことに打ち込んでいて、更に周囲への感謝を常に抱いている人を見たことがありません。真奈美さんと出会えたことを、私はとても嬉しく思います。なので、この文章を読んでくださっているみなさんにも是非、彼女の言葉を直接聞いて、その思いに触れてみてほしいと思うのです。10年の間に、怪我もありました。二度の大手術も乗り越えました。力強く20代を生き、そして、今。これから。とても魅力のある女性です。どうぞお集りください。
◆ ボブスレー日本女子代表パイロット・桧野真奈美さん
   バンクーバー冬季オリンピック報告会 ◆

日時:3月23日(火)8:30-9:45PM
会場:ジョイB館1階バッキーホール (駐車場3カ所 約100台分)
参加費:無料
聞き手:栗谷昌宏さん(FM-JAGA)
申し込み:必要。直接ジョイのカウンターか電話、メールにてお名前・電話番号をお伝えください。電話 0155-33-0198、メール

by Shinobu / 2010-03-17 5:50 PM / Secretaryのオマケ箱

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